第27回参議院選挙をめぐり、インターネット上の掲示板に候補者の殺害をほのめかす文章を投稿したなどとして、34歳の男が逮捕されました。第27回参議院選挙をめぐって公示後に公職選挙法違反で検挙された例は全国で初めてです。 公職選挙法違反(選挙の自由妨害)の疑いで逮捕されたのは埼玉県朝霞市に住む渡部遼容疑者(34)です。 警察によりますと、渡部容疑者は第27回参議院選挙をめぐり、9日午前8時36分頃、いずれかの場所でいずれかの通信端末を使用し、不特定多数が閲覧・書き込みが可能なインターネット上の掲示板に候補者の殺害をほのめかすなどした文章を投稿し、候補者にその内容を覚知させた疑いがもたれています。 渡部容疑者は偽名を使って掲示板に投稿していたとみられ、調べに対し「やったことは間違いありません」と容疑を認めたうえで「憂さ晴らしだった」と供述しているということです。 警察は渡部容疑者が同様の犯行を繰り返していたとみて、捜査しています。 第27回参議院選挙をめぐって公示後に公職選挙法違反で検挙された例は全国で初めてです。