福岡市のシューズショップで約１万円のサンダルを盗んだとして、１１日、女が逮捕されました。女は現場に帽子を忘れて警察署に取りに訪れ、逮捕につながったということです。 警察によりますと、北九州市に住む６９歳の無職の女は、５日、福岡市博多区の商業施設内にあるシューズショップで、約１万円のサンダルを盗んだ疑いがもたれています。 翌日、ショップの店長から「きのう万引きに遭った」「犯人は帽子を忘れていった」と１１０番通報があり、その後、女から「帽子を落とした」と商業施設に連絡が入ったということです。 施設側が「遺失物として博多警察署に届けられる」と案内し、女は１１日、帽子を受け取りに博多警察署を訪れましたが、警察が任意で事情を聴いたところ、容疑を認めたということです。 「試着時の男性店員の態度が悪かったので困らせてやろうと思った」と話していて、警察は余罪も視野に調べを進めています。