2日未明、札幌市西区で20代の知人女性に対し、性的暴行を加えたとして北海道警察の54歳の警部補が逮捕されました。 不同意性交等の疑いで逮捕されたのは、札幌市中央区に住む北海道警察本部・組織犯罪対策第2課・薬物銃器特捜係の警部補 板谷暁容疑者(54)です。 板谷容疑者は、2日午前1時ごろ、札幌市西区の20代の知人女性宅で、この女性に対し性的暴行を加えた疑いが持たれています。 被害に遭った女性がその日のうちに警察へ「性的暴行を受けた」と相談し、事件が発覚。 警察は板谷容疑者に事情を聴くなど裏付け捜査を進め、14日容疑が固まったとして逮捕に至りました。 当時、板谷容疑者は勤務時間外で、警察によりますと、女性は警察に板谷容疑者は当時酒を飲んでいたと説明しているということです。 警察は、2人が知り合った経緯を明らかにしていませんが、事件捜査を通じて知り合った関係ではないということです。 取り調べに対し、板谷容疑者は「間違いありません」と話し、容疑を認めたうえで動機について「性欲を満たすため」という趣旨の供述をしているということです。 警察官の逮捕を受けて、佐々木博信監察官室長は「被害者及び関係者の方には深くお詫び申し上げます。警察官がこのような言語道断の行為で逮捕されたことは誠に遺憾であり、今後の捜査結果を踏まえ厳正に対処いたします」とコメントしています。