風俗営業の許可を得ずに客席で接待したとして、茨城県警土浦署と県警生活環境課、生活安全総務課、組織犯罪対策1課などは17日、風営法違反(無許可営業)の疑いで、同県土浦市川口1丁目のホストクラブ「アイズ・パワード・バイ・ルナ・カンパニー」を摘発し、経営者ら男2人を逮捕した。生活環境課によると、6月28日施行された改正風営法の適用は県内初。同課は2人の認否を明らかにしていない。 逮捕されたのは同店経営者で同県つくば市、会社役員、男(51)と、土浦市、飲食店従業員、男(31)で、従業員の男は現行犯逮捕。 逮捕容疑は県公安委員会の許可を受けず、17日、同店で飲食客に酒類を提供するなどの接待をした疑い。 同課によると、従業員の男は「一ノ瀬ハル」の源氏名で自称ナンバーワンホストとして接客していたとみられ、同課は売掛金の回収の強要や色恋営業などの余罪も視野に調べている。 悪質ホストクラブ対策として6月に施行された改正風営法では、無許可営業の経営者らの罰則が2年以下の拘禁刑から5年以下の拘禁刑に、罰金上限が200万円から1000万円に引き上げ、法人の罰金上限は200万円から3億円に引き上げられた。