「俺は本物だ」…ロシア人元力士「カラオケ店で女性に性的暴行を加え現金強奪か」現役時代の意外な評判

「一緒にカラオケへ行きませんか」 好みのタイプだったのだろう。男たちは、都内の飲食店で見かけた女性にこう声をかけた。犯行におよんだのは、直後に入ったカラオケ店の個室内だったという――。 警視庁渋谷署は7月14日までに、不同意性交と強盗の疑いで神奈川県横浜市に住むロシア国籍のイワノフ・ニコライ容疑者(41)ら男2人を逮捕した。イワノフ容疑者は「阿夢露(あむうる)」の四股名で活躍した元幕内力士。30代の女性Aさんに性的暴行を加えたとされる。 「逮捕容疑の事件は、4月5日夜10時から11時頃に起きました。都内の飲食店で食事をしていたイワノフ容疑者と友人で30代のウズベキスタン人男性は、店内でAさんを見かけカラオケに誘ったそうです。Aさんの警戒心を解くためでしょう。ネットで自分の四股名を検索し、現役時代の写真を見せ『俺は本物の元力士だ』という趣旨の話をしたとされます。 男たちとAさんは渋谷区内のカラオケ店へ。イワノフ容疑者らは個室に入った直後Aさんを押し倒し、性的暴行を加えたそうです。さらにAさんの財布から現金4万円を強奪し逃走。スグにAさんは近くの交番に被害を訴え、警察が捜査に乗り出していました。防犯カメラの映像などからイワノフ容疑者らの逮捕にいたりましたが、警察は認否を明らかにしていません」(全国紙社会部記者) ◆体重130㎏近い巨体 イワノフ容疑者の現役時代の最高位は前頭5枚目。出身地のロシア東部を流れるアムール川にちなみ、「阿夢露」の四股名がついた。不同意性交の疑いで逮捕されたイワノフ容疑者だが、現役時代の評判は意外なものだ。 「ロシアではボクシングをしていましたが、姉の夫である日本人の勧めで相撲を始めたそうです。来日当初は、米や刺身などの日本食が口に合わず苦労したとか。たび重なるケガで幕下と三段目を行ったり来たり。 親方も一時は引退を覚悟したそうですが阿夢露は『ロシアの家族を喜ばせたい』と諦めず、’12年1月場所で初土俵から57場所という外国人力士としては、当時2番目のスロー出世で十両に昇進します。得意としたのは、190㎝以上の身長、体重130㎏近い巨体を活かした突き押し相撲。稽古熱心で評判は上々でした。確か昨年秋にロシア人女性と結婚したはずですが、今回逮捕の一報を聞き関係者は一様に驚いています」(スポーツ紙相撲担当記者) 元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が解説する。 「容疑が事実なら、最初から性的暴行を加える目的で女性をカラオケ店に誘ったのでしょう。個室に入った直後に犯行におよんでいるのですから。カラオケをしながら酒に酔っての突発的なトラブルではなく、計画的な犯行といえると思います。 いくら現役時代の評判が高くても、力士当時の写真を利用して女性を口説くなどしては、過去の実績が台無しです。元幕内という圧倒的な力と身体の大きさで女性を凌辱したのなら、悪質極まりない犯行といえるでしょう」 イワノフ容疑者は’18年5月場所を最後に現役を引退してからは、職を転々としていたとされる。

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