高齢女性から現金や金塊を詐取したとして、警視庁暴力団対策課は、詐欺の疑いで、いずれも指定暴力団住吉会系組員、別府将光容疑者(24)と森川将太郎容疑者(24)を逮捕した。暴対課は認否を明らかにしていない。 暴対課によると、別府容疑者は被害者から現金などを受け取る「受け子」のリクルーター役で、森川容疑者は詐取金などの回収役とみられる。別府容疑者は受け子に「俺がヤクザだと知っているよね」などと脅して、事件に加担させていたという。 2人の逮捕容疑は令和4年1月、仲間と共謀して、東京都港区の80代女性に、息子らをかたり「印鑑が入ったカバンをなくした」、「お金を貸してくれないか」などと嘘の電話をかけ、現金約60万円と金塊計4キロ(約2900万円相当)をだまし取ったとしている。