「寂しい」出会い系で客募り売春疑い、女性20人所属のグループ摘発 現金5千万円超押収

出会い系サイトで売春を斡旋したとして、大阪府警保安課は23日、売春防止法違反(周旋)の疑いで、住居不定、職業不詳の山崎雅也容疑者(28)ら男4人を逮捕した。山崎容疑者は女性約20人が所属する売春グループのリーダーで、組織的に売春を繰り返していたとみられる。府警は同日、家宅捜索した関係先から現金5700万円以上を押収しており、実態を詳しく調べる。 逮捕容疑は共謀し、昨年10月、神戸市須磨区の駐車場で20代女性を男性客に引き合わせ、売春を斡旋したなどとしている。認否は明らかにしていない。 同課によると、山崎容疑者は、援助交際などを装って出会い系サイトで客を集め、女性を派遣する売春グループを運営。女性約20人と男性スタッフ約10人で構成され、男性スタッフは女性の送迎役のほか、出会い系サイトで女性になりすまし「割り切りで会える人いませんか」「毎日、寂しいです」などと投稿して客を募っていた。 売春の対価は1回約1万5千円で、女性の取り分は4千~7千円程度。関西圏を中心に活動していたが、東北や九州へ1週間ほど出張をすることもあったという。 昨年2月、山崎容疑者が府警西署に「集合ポストに入れていた現金約210万円入りの封筒が盗まれた」と申告。現金について「飲食店の売り上げ」と説明したが、店の場所などを答えなかったため府警が捜査。売春グループを突き止めた。

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