【ソウル聯合ニュース】昨年12月の「非常戒厳」宣言を巡り内乱首謀罪などに問われた韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領は24日、ソウル中央地裁で開かれた第10回公判に出廷しなかった。 尹氏は今月10日に逮捕された後、3週連続で公判を欠席している。 弁護団は前日、健康上の問題を理由に出席が難しいとする意見書を地裁に提出した。 地裁は、尹氏が収容されている拘置所に対し本当に健康状態が優れないのか、裁判所に連行することが可能かを確認すると明らかにした。 尹氏の内乱や外患誘致容疑を政府から独立して捜査する趙垠奭(チョ・ウンソク)特別検察官側は、尹氏が逮捕前に開かれた9回の公判に出廷した際は健康上の問題についていかなる主張もせず、5時間近く続いた逮捕の適否審査にも出席したと指摘。出廷の義務に従わず3回連続で欠席したとして、裁判所に連行のための令状を発付するよう要請した。