匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」が、インターネットで確定申告ができる「e-Tax」を悪用して全国の税務署から多額の還付金をだまし取った詐欺事件。 高知県警は24日までに、トクリュウの上位者である東京の自営業・小笠原惇容疑者(40)と、サイバー犯罪グループ「荒らし共栄圏」のリーダーである17歳の少年など7人を再逮捕。さらに、岡山の介護士の女と宮崎の無職の女を新たに逮捕しました。 9人は2つのグループに分かれて共謀し、e-Taxを使って宮崎と岡山の税務署にうその所得税を申告。還付金およそ188万円をだまし取った疑いが持たれています。 e-Tax詐欺事件の逮捕者はこれであわせて12人となり、被害は7都道県で1200万円に上ります。 県警はこの事件に数百人が関わったとみて、さらに捜査を進めています。