列車内で2人の女性の体を触ったとして、広島県警の幹部職員の男が逮捕された事件で、被害に遭った女性はいずれも通学中だったことがわかりました。 県迷惑防止条例違反の疑いで28日朝送検されたのは、県警・科学捜査研究所の管理官、田中雅史容疑者（58）です。 県警によりますと、田中容疑者はJR五日市駅から横川駅を走行中の列車内で、4月17日の朝、10代の女性の太ももを服の上から触ったほか、その5日後にも同じ時間帯に、別の女性の尻を服の上から触った疑いが持たれています。 調べに対し田中容疑者は、「身に覚えがありません」と容疑を否認しています。 4月下旬、女性らが「ちかんの被害にあった」と交番に相談して事件が発覚。2人の女性は知人同士で、いずれも通学中の生徒だったことがわかりました。 県警の則宗啓司首席監察官は「警察職員としてあるまじき行為。事実関係を調査の上、厳正に対処する」としています。