特殊詐欺の被害金が入金されたとして凍結されていた口座から、現金およそ610万円をだまし取ったとして、都内のコンサル会社の男ら3人が逮捕されました。 逮捕されたのは、都内のコンサル会社「スタッシュキャッシュ」の実質経営者・林竹千代容疑者(61)ら3人です。 林容疑者らは去年8月、凍結された口座を持つ法人に、650万円の貸し付け金があると裁判所にうその申し立てをし、強制執行をさせるなどして、口座に残っていたおよそ610万円をだまし取った疑いがもたれています。 警視庁によりますと、この口座は特殊詐欺の被害金が入金されているとして去年3月に凍結されていて、3人は口座が詐欺の被害金の移転先だと把握したうえで、裁判所の強制執行手続きを悪用したとみられています。 スタッシュキャッシュ社をめぐっては、同様の手口でほかにも凍結口座を差し押さえていたことがわかっていて、警視庁は余罪が複数あるとみて調べています。