“瞬間”が防犯カメラに…古書店で芥川龍之介の作品盗んだか 男を逮捕

古書店街として知られる東京・千代田区の神田神保町の古書店で、芥川龍之介の作品を盗んだとして男が逮捕されました。犯行の様子を防犯カメラがとらえていました。 日本テレビが入手した防犯カメラの映像では、男が店員の様子をうかがいながら本棚を物色、店員の死角になるように移動すると店を出ていきました。 このカメラに映る男が、窃盗の疑いで逮捕された職業不詳の松谷洋一容疑者です。 警視庁によりますと、松谷容疑者は今月22日、神田神保町の書店で芥川龍之介の「煙草と悪魔」1冊、販売価格1万円を盗んだ疑いがもたれています。 被害にあった古書店店員 「『すみません。うち来ましたよね』って(松谷容疑者に)言って、『カバンの中、最近(万引きが)多いので確認だけさせてください』と言ったら、『嫌です』と(松谷容疑者が)言ってタクシーに乗って行ってしまった」「手に取って見てもらいたいなという気持ちで、古い本だったり、ちょっとお値段あるけど置いたりしていたので、やめていただきたいなというのが一番ですけど」 調べに対し、松谷容疑者は容疑を認めているということです。神田神保町の古書店では万引きや盗品とみられる本などの買い取り依頼が相次ぎ、松谷容疑者は「10件以上やった」と供述しているということで、警視庁が詳しく調べています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする