佐賀県伊万里市で母と娘が殺傷され現金が奪われた事件で、逮捕された男が逃走後、現場近くの自宅に戻ったとみられることが分かりました。 警察によりますと、ベトナム国籍の技能実習生、ダム・ズイ・カン容疑者(24)は26日午後、伊万里市の住宅に侵入。 日本語講師の椋本舞子さん(40)をナイフで脅して現金1万1000円を奪い、首などを切り付けるなどして殺害した疑いが持たれています。 ダム容疑者は警察の調べに「何も話したくありません」と容疑を否認しています。 その後の警察の調べで逃走後、任意同行に応じるまでの間、現場から徒歩圏内の寮にいたとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。 警察はこの後、ダム容疑者を送検し犯行の動機や逃走後の足取りなどについて解明する方針です。