2025年4月、静岡県掛川市の新東名高速道路で俳優の広末涼子さんが運転する乗用車が大型トレーラーに追突した事故を巡り、警察は7月28日、本人立ち会いのもと実況見分を実施しました。当時、現場では何が起きていたのか警察は確認を進めています。 あの事故から4か月近く。28日の実況見分は浜松サービスエリアで始まりました。 <社会部 寺坂元貴記者> 「一瞬ですが、広末さんでしょうか、姿が見えました」 帽子にマスク姿の俳優・広末涼子さん。自らが起こした事故の原因究明に協力するため28日、任意での捜査に応じました。 <寺坂記者> 「広末さんの姿が見えました。うつむき加減で車の中にいます」 滞在時間は約5分で、証拠写真を撮る様子が確認できました。 4月7日、静岡県掛川市の新東名高速道路粟ヶ岳トンネルで広末さんが運転していた乗用車が大型トレーラーに追突。この事故では広末さんの車に同乗していた男性が骨折しました。 事故の後、搬送された病院で広末さんは看護師を蹴るなどの暴行を加えたとして傷害の疑いで逮捕されましたが、処分保留で釈放され任意での捜査が続いてきました。釈放後、広末さんは病気を公表し、芸能活動を休止すると発表。警察は広末さんの回復を待っていたためこのタイミングでの実況見分となりました。 <寺坂記者> 「事故の直前、広末さんは浜松サービスエリアで運転を変わったとされています。警察は本人をここに呼んで当時の詳しい状況を聞いたとみられます」 浜松サービスエリアを後にし広末さんを乗せた車が向かったのは事故が起きた粟ヶ岳トンネルです。高速道路の本線上では警察官が写真を撮っていました。 <神谷修二カメラマン> 「高速道路の本線上で警察官が写真を撮っています」 捜査関係者によりますと広末さんの車は追突事故を起こす前、トンネル左右の側壁に複数回ぶつかったと見られていて、28日に現場では当時の詳しい状況などについて確認を進めた模様です。警察は今回聞き取った内容などをもとに今後、広末さんに対する刑事処分について判断する方針です。