去年3月、チャットアプリを通じ知り合った20代女性から、約束手形の換金手数料名目として現金をだまし取った疑いで、30代の男が逮捕されました。 逮捕されたのは、広島市に住む無職の男(36)です。高知警察署の調べによりますと、男は2024年3月13日から3月17日までの間、当時、高知市に住んでいた20代女性から、現金10万5000円をだまし取った疑いがもたれています。 男と女性はチャットアプリを通じて知り合い、事件当時、お金に困っていた女性に対し、男が「380万円の約束手形の換金手数料を支払ってもらえば、換金した380万円を貸します」と話を持ち掛けました。 男の話を信用した女性は、複数回にわたり、手数料や収入印紙代として男が指定した口座に振り込みましたが、男は女性に1円も貸すことはなく、返金にも応じなかったことから、女性が警察に届け出たということです。 調べに対し男は「私がやったことに間違いないと思う」と、容疑を認める供述をしているということです。男は別の詐欺事件で、広島県の刑務所に服役中でした。