所沢市役所の職員の男が住民基本台帳ネットワークにアクセスして親族のマイナンバーを不正に取得していた事件で、警察は31日、市長公印を無断で使用し虚偽の書類を作成したなどとして男を再逮捕しました。 虚偽有印公文書作成などの疑いで再逮捕されたのは、所沢市上下水道局主任の田中海斗容疑者(31)です。 警察によりますと、田中容疑者は、所沢市役所市民税課に在籍していたおととし2月20日、パソコン端末で親族の80代男性の戸籍謄本などを請求するデータを入力し印刷しました。 そして、所沢市長の公印を押し有印公文書1通を作成して県外の市役所に郵送し、戸籍謄本などの提供を受けた疑いが持たれています。 警察の調べに対し、田中容疑者は「間違いありません」と容疑を認めていて、「マイナンバーを照会するため、正確な住所や生年月日を知りたかった」と供述しているということです。