80代の女性 現金3800万円だまし取られる被害 国際電話番号からの不審な電話に注意

愛知県豊田市に住む80代の女性が、検察官をかたる男からのうその電話をきっかけに現金3800万円あまりをだまし取られる被害がありました。 警察によりますと、7月8日、豊田市に住む80代の女性の携帯電話に検察官を名乗る男から投資詐欺事件をめぐって「あなたにマネーロンダリングの容疑がかけられている」などと電話がありました。 その後、誘導されたSNSのビデオ通話などで、「口座内のお金を調べたいので、指定の口座に振り込んでください」などと指示され、女性は3回にわたりあわせて3825万円を振り込み、だまし取られました。 女性は31日、豊田市内の郵便局でさらに現金を振り込もうとしたところ、不審に思った職員が警察に通報したことで被害が発覚しました。 警察の聴き取りに対し、女性は「逮捕されると思い、怖くなって指示に従ってしまった」と話しているということです。 また、愛知県江南市では、7月15日に警察官を名乗る男からかかってきた「携帯電話が不正に利用されている」などと言ううその電話をきっかけに、70代の女性が現金あわせて1700万円をだまし取られる被害が発生しています。 どちらの被害も、きっかけは国際電話番号からの発信だったということです。 警察は、こうした「+」の記号から始まる国際電話番号を悪用した特殊詐欺の手口が増えているとして、必要に応じて海外との電話を休止する手続きを利用するなどの対策を呼びかけています。

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