読売テレビ解説委員、悪質ホスト対策法施行も変わらぬ実態を端的に解説「相手は商売です」

読売テレビ特別解説委員の高岡達之氏が4日、同局の情報番組「かんさい情報ネットten.」に生出演。悪質ホストを巡る問題点を端的に解説した。 女性客に借金を負わせて売春などをさせる悪質ホストクラブ対策として、改正風営法が6月28日に施行され、恋愛感情に乗じた客への営業や支払いのための売春強要を規制された。施行から1カ月がたち、番組では夜の街の様子を放送。店舗の看板や装飾などに変化はみられる一方で、ホストの売り上げのために売春した女性が逮捕されるなど、実態が変わっていない面も浮かび上がった。 本村健太郎弁護士は「社会問題として大きく取り上げられたので、ホストの売り上げを高めるために恋愛感情を利用して、女性客は支払いのために売春、風俗店で働かされる、この悪循環を止めようということで法改正になったんですけど、まだまだこれでも足りない。まだまだ被害が出そうなのが課題ですね」と指摘した。 夏休みはホストクラブに関する相談件数が通常の2倍にのぼるという。 俳優の西村和彦は「夏休みということでね。10代の学生とか幼い子どもたちがターゲットにされている。子どもたちは興味があるから、どうしても目が行ってしまう。でも、働いているホストは大人じゃないですか。大人としてモラルを持って、子どもたちを客として迎え入れるという精神から変えてもらわないと追いつかない」とホスト側の意識改革を求めた。ジャーナリストの岩田明子氏も「お店の側も、明らかにお客さんが中学生や高校生だったら入店させないとか自主規制してほしい」と語った。 悪質ホストに関しては「気付いたときには恋に落ちている」と親の介入が手遅れになることが多いが、高岡氏は「ここですね。どうしても私だけはと思うんでしょうが、相手は商売です」と締めた。

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