マカオ、スリの男が被害に気づき取り戻しにきた女性に暴力振るう

マカオ治安警察局は8月1日、マカオの路上でスリ行為をした上、被害に気づいて取り戻すため追いかけてきた女性(50代)に対して暴力を振るったとしてマカオ人の男(50代)を逮捕したと発表。 同局によれば、前月(7月)29日、市民からマカオ半島北部の關閘エリアに位置する巴波沙大馬路で1組の男女がトラブルになっているとの通報があったとのこと。同局の警察官が現場へ急行し、両人と接触。女性が被害者で、付近の路上を通行中、バッグに何かが当たったような感覚がしたため、すぐに中を確認したところ、現金3240パタカ(日本円換算:約6万円)の入ったポーチがなくなっているのに気づくと同時に、近くにいた男のバッグの中にこれが入っているのを発見。男が現場を離れたため、追いかけて取り戻そうとしたところ相手に抵抗され、押し倒されるかたちとなったが、最終的にポーチと現金を取り戻すに至ったと説明。 男は同局の調べに対し、つい出来心でスリをやってしまったと認めたものの、揉み合いになったが押し倒してはいないと暴力行為については否認しているという。同局では、男をマカオ刑法第205条「物品取得後暴力使用」の罪で検察院送致する方針とした。

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