互いにあおり運転か、危険運転致傷の疑いで異例の両運転手同時逮捕 妨害運転で双方逮捕は県内初

互いにあおり運転をして事故を起こし、けがを負わせたとして、西蒲署と県警交通指導課は5日、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで、新潟市西蒲区高橋、会社役員の男(54)、新潟市西蒲区和納、会社員の男(38)の両容疑者を逮捕した。妨害運転で双方の運転手が同時に逮捕されることは県内初だという。 会社役員の男の逮捕容疑は4月18日、新潟市西蒲区馬堀の農道で軽バンを運転中、会社員男の車を妨害しようと対向車線を走って並走や加速を繰り返して前方に進入。急ブレーキをかけて追突させ、相手に指の打撲などの軽傷を負わせた疑い。 会社員の男の逮捕容疑は、会社役員男の車の追い越しを阻止しようと加速や並走を繰り返して猛スピードで乗用車を運転して相手の車に追突。首や腰の捻挫など全治1カ月の重傷を負わせた疑い。 西蒲署によると、2人の車は互いに妨害して2回追突した後、会社役員男の車が電柱に衝突して停止した。60キロの法定速度を超える猛スピードで走っていたという。同署は捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていない。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする