新潟市でことし4月、農道を走行する2台の車が互いにあおり運転をしたとして、54歳の会社役員の男と38歳の会社員の男が8月5日、逮捕されました。 危険運転致傷の容疑で逮捕されたのは、新潟市西蒲区の会社役員の男(54)と同じく西蒲区の会社員の男(38)の2人です。 警察によりますと、ことし4月18日朝、54歳の男が軽貨物自動車を運転中に、前を走行していた38歳の男が運転する普通乗用車を追い越そうとして対向車線に出ましたが、追い越しを阻止しようとして、2台が並走する形になりました。 2台は、法定速度の60キロを上回るスピードで数百メートルにわたって並走。著しく接近、加減速を繰り返しました。 軽貨物自動車が前に出て急ブレーキをかけたところ、普通乗用車がこれに2回追突。追突された軽貨物自動車は道路脇の電柱に衝突して止まりました。 軽貨物自動車を運転していた54歳の男は、頚椎・腰椎捻挫などで救急搬送され全治1か月のケガを、普通乗用車を運転していた男は、中指打撲などの軽いケガをしています。 警察で、事故の原因などを捜査していましたが、ドライブレコーダーなどの解析の結果、双方にあおり運転による危険運転致傷の疑いがあるとして、8月5日朝、それぞれを逮捕しました。 警察は2人の認否を明らかにしていません。あおり運転の危険運転致傷で双方が逮捕されたのは、新潟県内では初めてです。