新潟市西蒲区の農道で“あおり運転”をしあってケガをさせたとして、それぞれの車を運転していた男2人が5日に逮捕され、2台の事故車両が公開されました。 危険運転傷害の疑いで逮捕されたのは、軽乗用車を運転していた西蒲区の会社役員・佐野雄一容疑者(54歳)と、乗用車を運転していた西蒲区の会社員・阿部俊介容疑者(38歳)の2人です。 【記者リポート】 「現場は片道1車線の農道です。2台の車はこちらで、いわゆる“あおり運転”をし合ったということです」 2人は4月に、1km近くにわたって“あおり運転”をしあい、事故を起こしたということです。 ■一体 どういう状況だったのか? 警察によりますと、佐野容疑者の軽乗用車が阿部容疑者の乗用車を追い越そうとした際、阿部容疑者が追い越されないように加速。並走する形で2台が加速と接近を繰り返したあと、佐野容疑者が前に割り込み急ブレーキをかけたということです。 2台の車はぶつかり、佐野容疑者の軽乗用車は道路わきの電柱に衝突。 それぞれケガをしましたが、命に別状はありませんでした。 警察は認否を明らかにしていませんが、2人とも「腹を立てていた」という趣旨の供述をしているということです。 あおり運転による事故で、それぞれの運転手が“同時に”逮捕されるのは、新潟県内で初めてだということです。