釜山でプールに爆発物設置の脅迫電話…約100人が避難

釜山(プサン)のプールに爆発物を設置したという脅迫電話がかかってきたことを受け、警察が捜索と同時に脅迫犯を追跡している。 釜山沙下(サハ)警察署によると、7日午後2時30分ごろ、「ハダンプールに爆弾を設置した」という内容の電話が112番(警察)にかかってきた。 しかし、脅迫犯が指名したハダンプールという施設は釜山にない。そのため、警察は下端洞(ハダンドン)付近の乙淑島(ウルスクド)西釜山圏障害者スポーツセンターに初動対応チームと警察特攻隊40人余りを送り、爆発物の捜索をしている。スポーツセンターを利用していた約100人も避難した。 先立って5日昼12時36分頃には、オンラインコミュニティ「DCインサイド合成ギャラリー」に「新世界(シンセゲ)デパート爆破案内」という件名で爆発物を設置したという主張とテロを暗示する文章が投稿された。投稿文には「きょう、(ソウルの)新世界デパートに絶対に行くな」、「私が昨日ここに本当に爆薬を1階に設置した。きょう午後3時に爆破する」と書いた。警察は通報を受けてデパートの従業員や顧客など4000人余りを外に出した後、周辺の出入りを統制して捜索した。爆発物は発見されなかった。 警察はIP(インターネットアドレス)を追跡し、当日午後7時ごろ、済州(チェジュ)市の自宅で中学1年生のA君を任意同行の形で検挙した。警察の調査でA君は「爆破予告文を投稿したら人々の反応がどうなのか気になって投稿した」と話した。 A君の爆破予告文の関連ニュースを扱ったユーチューブのコンテンツに、自分もデパートを爆破するというコメントを書き込んだ20代の男性B氏も6日、警察に逮捕された。 今年3月に施行された空中脅迫罪(刑法116条2項)は、不特定多数を対象に生命と身体に危害を加えると脅迫した場合、5年以下の懲役または2000万ウォン(約213万円)以下の罰金刑で処罰するように規定している。

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