名誉毀損容疑で立花孝志氏を告訴 死亡元県議の妻「尊厳守りたい」 兵庫

兵庫県の斎藤元彦知事の告発文書問題で県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員を務め、1月に死亡した竹内英明元県議=当時(50)=の妻は8日、神戸市内で記者会見し、SNSなどで竹内氏の名誉を傷つけたとして、政治団体「NHK党」の立花孝志党首に対する名誉毀損(きそん)容疑の告訴状を県警に提出し、受理されたと明らかにした。 妻は会見で「県政の混乱の中で追い詰められ、この世を去った。夫の尊厳を守りたい」と話した。 告訴状では、立花氏が昨年12月の大阪府泉大津市長選の街頭演説で、竹内氏について「警察の取り調べを受けているのは間違いない」などと発言したと主張。今年1月には、竹内氏の死亡翌日に撮影したとされるユーチューブ動画で「どうもあした逮捕される予定だったそうです」と発言するなどし、竹内氏の名誉を傷つけたとしている。 県警の村井紀之本部長(当時)は1月20日、県議会警察常任委員会で「任意の取り調べをしたことはなく、ましてや逮捕するという話は全くない」と述べた。 竹内氏は県知事選の投開票日翌日の昨年11月18日、「一身上の都合」を理由に議員辞職し、今年1月18日に亡くなった。自殺とみられている。 告訴を受け、立花氏は定例会見で「逃げも隠れもしない。警察に呼ばれればしっかり対応する」と述べた。

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