尹前大統領妻 逮捕状審査に出席=きょう夜にも結論

【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁は12日午前、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏の逮捕状発付の是非を判断する審査を始めた。審査には金氏が出席した。結果は同日夜か13日未明に出る見通しだ。 金氏を巡る複数の不正疑惑を捜査する特別検察官チームが請求した金氏の逮捕状には資本市場法違反や政治資金法違反などの容疑が記載された。特別検察官チームは逮捕状審査で、金氏が今月6日の取り調べで全ての容疑を否認したことから、証拠隠滅の恐れが高いとして逮捕の必要性を強調する方針だ。これに対し、金氏側は取り調べに真摯(しんし)に対応したことや逃走の理由がないこと、体調不良などを訴えるとみられる。 審査への出席が終わると、金氏は拘置所に移動し結果を待つ。 金氏の逮捕状が発付されれば、史上初めて大統領経験者と妻がそろって逮捕されることになる。尹氏は内乱首謀などの容疑で逮捕され、ソウル拘置所に収監されている。 金氏には輸入車ディーラー「ドイツ・モーターズ」の株価操作に関与した疑いがかけられている。また、尹政権で与党だった「国民の力」の公認候補選びに不正に介入した容疑や、呪術師を通じて世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元幹部からダイヤモンドのネックレスや高級バッグを受け取り、その見返りとして教団のカンボジア事業などで便宜を図った疑いなどが持たれている。

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