相談者支援のはずが…歌舞伎町「駆け込み寺」元事務局長、初公判で「コカイン使用」認める

コカインを所持し使用したとして、麻薬取締法違反の罪に問われている「日本駆け込み寺」元事務局長、田中芳秀被告人(44)の初公判が8月12日、東京地裁で開かれた。 弁護側は、事件発覚の発端となった警察官の職務質問が違法だったとして無罪を主張しており、裁判は長期化する可能性がある。 田中被告人は今年5月の逮捕まで、歌舞伎町での薬物蔓延や悪質ホスト問題に警鐘を鳴らし、筆者に対しても「相談者との距離に注意すべき」と語っていた。 にもかかわらず、今回、相談者と一緒にコカインを使用したとされており、初公判では、所持と使用について認めている。 支援者としての立場と行動の間にある落差は大きく、その影響は社会的にも無視できない。(ジャーナリスト・富岡悠希)

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