奈良市で今月＝8月、顔見知りの男子高校生に手錠をかけ、タバコの火を押し付けるなどの暴行を加え重傷を負わせた疑いで16歳会社員の男が逮捕されました。 逮捕監禁、傷害の疑いで逮捕されたのは、奈良市に住む会社員の男(16)です。 警察によると8月6日、男は奈良市内の駅のホームで、男子高校生に手錠をかけて別の場所に連れ去り、路上の柵に手錠をかけ逃げられないようにした上で、タバコの火を額に押し付けるなどの暴行を加え、全治3か月の重傷を負わせた疑いが持たれています。 被害を受けた男子高校生は翌日「知り合いに手錠をかけられた上、駅の近くに連れていかれ、平手打ちされタバコの火を額に押し付けられた」と警察に被害を届け出ました。 駅の防犯カメラには、男が手錠をかけて、男子高校生を連れ去る様子が記録されていました。 警察によると被害にあった男子高校生は事件当日、別の知人と駅で待ち合わせをしていましたが、そこにこの男が現れ、一方的に文句を言い手錠をかけたということです。 逮捕された男は、警察の取り調べに対し「私がしたことに間違いありません」と容疑を認めています。 警察は、事件に至った詳しい経緯や動機について、捜査を進めています。