「有名になりたい気持ちも、正直ある」炎上覚悟で民間人を“逮捕”→警察に感謝されることも…盗撮魔と戦う“私人逮捕系YouTuber”たちの素顔

〈「10万振り込みます、と言ってくれる人も多い」特殊詐欺リーダーで懲役5年→“私人逮捕系YouTuber”になった男性が明かす収入事情〉 から続く 痴漢や盗撮などをしたとみられる一般人を問い詰めたり取り押さえたりする“私人逮捕系YouTuber”。常に賛否両論が付きまとう彼らだが、中には警察から“感謝”されることもあるという。 実際に、横浜駅での活動を通して盗撮事件が減ったことで警察から一目置かれているというYouTubeチャンネル「スーパードミネーターリキ」のメンバーは、盗撮犯にはいくつもの行動パターンがあると話す。肥沼和之氏による新著『 炎上系ユーチューバー 過激動画が生み出すカネと信者 』から一部抜粋し、お届けする。(全3回の3回目/ 最初 から読む) ◆◆◆ 最後に話を聞いたのが、スーパードミネーターのY氏、S氏の2名。撮影を担当するカメラマンも同席した(※2025年6月現在、Y・S両氏は脱退し、チャンネルは「スーパードミネーターリキ」として活動)。彼らは横浜駅を拠点に、主に盗撮犯の私人逮捕を行っており、チャンネル登録者数は15万人を超える。 YouTubeを始めたのは2023年2月。当時、まだ誰もやっていないコンテンツを出していこうと、カメラマンの発案で盗撮犯の私人逮捕を行うことにした。チャンネルの目的は、盗撮の手口や実態を広めると同時に、自分たちの存在が盗撮犯の抑止力となり、少しでも被害者を減らすこと。活動内容として、ばらつきはあるものの、朝から夜まで横浜駅周辺をパトロールしている。 最も多かったときは1日20km、週6日歩きずくめだったという。そして怪しい動きをする人がいたらマークし、女性のスカートにカメラを入れるなど、盗撮の現行犯を確認したら、取り押さえて警察に引き渡している。

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