不正入手した楽天モバイルの他人のIDやパスワードを仲間の高校生に提供したとして、警視庁と神奈川県警の合同捜査本部は22日までに、不正アクセス禁止法違反の疑いで、長野県松本市の高校2年の男子生徒(16)を逮捕した。 警視庁サイバー犯罪対策課によると、「荒らし共栄圏」を名乗り、インターネット上で企業などに誹謗中傷やサイバー攻撃を繰り返すグループのナンバー2の幹部。容疑を否認している。 男子生徒は、不正入手したIDとパスワード約2千件をメンバーに渡し、通信回線の契約を指示していたとみられる。グループは少なくとも6万5千件のIDなどを所有していた。