逃走車「実行役」の名義か、福島・会津若松強盗 車内におもちゃ銃の包装

福島県会津若松市のパチンコ店「ビックつばめ会津若松店」で現金約2800万円が奪われた事件で、会津若松署に強盗の疑いで逮捕された強盗犯役の専門学校生の男(19)=桑折町=と、運転手役のアルバイト従業員の男(21)=宮城県多賀城市=が事件に使用した車両は専門学校生の名義だったことが22日、捜査関係者への取材で分かった。県警は移動経路なども調べている。 捜査関係者によると、専門学校生は自身の乗用車で事件前日の11日に県内でアルバイト従業員の男と合流、ディスカウントストアで強盗を装うための道具として、おもちゃの拳銃を購入し、現場周辺に向かった。事件後はアルバイト従業員の男が車を運転して逃走した。県警が12日にいわき市で専門学校生を発見した際、この車に乗っていた。車内からはおもちゃの拳銃の包装が見つかったという。 専門学校生とアルバイト従業員の男、盗みなどの疑いで逮捕された被害者役の同店従業員の男(23)=会津美里町字文珠西甲=は事前に互いに連絡を取り合わず、事件の際に初めて顔を合わせたとみられることも捜査関係者への取材で判明した。県警は指示役が3人を結びつけたとみて調べている。

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