白山市立中学校教員の村松八尋(やひろ)容疑者(38)が不同意わいせつの疑いで逮捕されたことを受け、同市教委は27日、市民交流センターで臨時校長会議を開き、清水茂教育長が「逮捕は極めて遺憾で悔しい限りだ」と述べ、綱紀粛正と再発防止を求めた。 村松容疑者が勤務する笠間中を除く市内27小中学校の校長らが出席した。清水教育長は「教師を信頼して2学期に向けて頑張ろうとしていた生徒たちには本当に申し訳ない。おわびを申し上げる」と述べた。 市教委によると、笠間中では1日に行われる始業式で全校生徒に説明する。複数の臨床心理士を派遣し、生徒の心のケアに当たる。生徒保護者会も開く予定で、日時は未定。 市教委によると、村松容疑者は25日まで勤務し、逮捕された26日は有給休暇を取っていた。勤務態度に問題は見られなかったとし、事実関係がはっきりした時点で市教委として適正に処分するとした。