今年に入り福岡県内で確認されたニセ電話詐欺の被害額が30億円を超え、過去最悪だった去年1年間の被害額を上回りました。 県警によりますと、今年7月末までのニセ電話詐欺の認知件数は790件で、去年の同じ時期と比べ427件増えています。 被害額は約30億3000万円にのぼり、過去最悪だった去年1年間の被害額約23億3000万円を既に上回っているということです。 特に警察官をかたる手口が急増していて、認知件数は去年の同じ時期より197件増えて226件となっています。 このような詐欺の約65パーセントが、「+1」や「+44」などから始まる国際電話番号を悪用しているということです。 県警は、電話で「マネーロンダリング」「逮捕状」「SNSで取り調べ」などの言葉が出た場合にはすぐに切るよう呼びかけています。