「逮捕状が出ている」佐渡市の60代女性が約2600万円だまし取られる被害【新潟・佐渡市】

佐渡市の60代の女性が、オレオレ詐欺で現金約2600万円をだまし取られる被害がありました。 警察によりますと、7月8日、佐渡市に住む60代の女性の固定電話に『携帯電話会社』を名乗る女から「あなたの免許証を使い、携帯が契約されているが未払いになっている。覚えがなければ警察に届け出をしてもらいたい」などと電話があり、警察の電話番号を伝えられました。 その番号に電話すると、『福岡中央警察署の警察官』を名乗る男が「免許証とキャッシュカードが偽造されている。口座が犯罪に使われ、あなたが犯罪に関わった疑いがあるので捜査する」と言い、通信アプリを入れるように指示。女性は通信アプリを通じて、今度は『検事』を名乗る男から「逮捕状が出ている。犯罪に関与していないことを証明するため、資金を新しい口座に移し、暗号資産に変えて金融庁で管理して調査する」と言われました。 その後、『金融庁』を名乗る男の指示で女性は金融機関で口座を開設。7月下旬~8月4日にかけ総額約2600万円を送金して暗号資産を購入し、指定されたアドレスに送信しました。女性は送信後、不審に思い福岡中央警察署に電話すると「そのような警察官はいない。詐欺である」と言われ、被害に気づきました。 警察は、「警察や検察が通信アプリを使って相手とやりとりすることは絶対にない。金銭の話が出たら詐欺を疑い警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。

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