息子になりすまし128万円だまし取ったか 「トクリュウ」とみられる 20代男女2人逮捕 栃木県警

去年4月、埼玉県に住む当時80歳の女性から現金128万円をだまし取ったとして、栃木県警は27日、詐欺の疑いで20代の男女2人を逮捕しました。 警察は、匿名・流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」による犯行とみて調べを進めています。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、埼玉県さいたま市北区の職業不詳、岩本和真容疑者(24)と、埼玉県三郷市の飲食店従業員、鈴木愛未容疑者(23)です。 栃木県警によりますと、2人は2024年4月、別の人物らと共謀して埼玉県に住む当時80歳の女性に電話をかけ息子になりすまし、紛失した小切手の補填が必要になったなどと、うその内容を伝え、同じ日に会社の関係者になりすました人物が女性の自宅近くの路上で女性から現金128万円をだまし取った疑いが持たれています。 警察は捜査に支障があるとして2人の容疑者の認否を明らかにしていません。 警察は押収したスマートフォンやメモ帳、それに振込用のキャッシュカードなどから岩本容疑者は「受け子の管理役」、鈴木容疑者は「報酬の分配役」を担当し、2人は実行役をSNSなどで募集する匿名・流動型犯罪グループ=いわゆる「トクリュウ」の一員だったとみて慎重に捜査を進めています。 この特殊詐欺事件では2025年1月と4月に群馬県の21歳の男2人がすでに逮捕されていて、取り調べや押収したスマートフォンの解析などから2人の関与が発覚したということです。

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