従業員を何度も蹴りろっ骨など折った疑い 意識混濁でも治療受けさせず放置か 土木業の男(53)ら3人を逮捕 日常的に暴行疑いも 福岡

従業員の男性に暴行してろっ骨などを折るけがをさせた上、医師の治療を受けさせずに放置した疑いで、福岡県田川市の土木業の男などが28日、逮捕されました。 傷害と保護責任者遺棄の疑いで逮捕されたのは田川市の土木業、村坂郁夫容疑者(53)と直方市の建設作業員、吉田哲真容疑者(21)です。 県警捜査一課によりますと2人は共謀し2024年8月、福岡県福津市の住宅建設現場で当時46歳の土木作業員の男性の胸を何度も蹴るなどの暴行を加え、ろっ骨などを折る約3カ月のけがをさせた疑いです。 さらに2人は工場作業員のクボ・フロアビジン・レガサ容疑者(49)と共謀し、男性が歩行困難となり意識が混濁していることを認識しながら、医師の治療を受けさせずに放置した疑いも持たれています。 男性はその後、11月に死亡しました。 男性や吉田容疑者など3人はいずれも村坂容疑者のもとで働く従業員で、建設現場に出入りしていた別会社の作業員が「作業中の男性が暴行を受けている」と警察に相談して発覚しました。 警察は3人の認否を明らかにしていません。 男性は村坂容疑者と同居していたということで、警察は村坂容疑者が日常的に暴行していた疑いもあるとみて犯行の動機を調べるとともに、男性が死亡した経緯も捜査することにしています。 村坂容疑者は義理の妹に暴行しけがをさせた疑いで7月に逮捕されていました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする