【AFP=時事】ノルウェーの首都オスロの裁判所は2日、4人の女性に対するレイプの罪などに問われたメッテ・マリット皇太子妃の連れ子の初公判を来年2月に指定した。 マリウス・ボルグ・ホイビー被告(28)は、皇太子妃が2001年にホーコン皇太子と結婚する前の1997年、当時のパートナーとの間に生まれた。8月18日にレイプの罪4件と、元交際相手への暴行を含む28件の罪に問われている。ノルウェー王室を襲った最大のスキャンダルで、有罪となれば10年以下の拘禁刑を科される可能性がある。 被害者として元交際相手を含む7人の女性が挙げられており、うち4人がレイプされたと訴えている。 公判はオスロ地方裁判所で、2月3日から3月13日まで行われる予定。 ホイビー被告は2024年8月4日、当時の交際相手への暴行容疑で逮捕された。弁護団によると、ホイビー被告はこの事件の暴行については認めているが、その他の容疑については否認している。 この事件で、王室メンバーは証人として召喚されていない。 ホーコン皇太子は8月19日、「この事件に関わるすべての人が、非常に困難でつらい思いをしているのは間違いない」「最終的な結論は裁判所が下すことになる」と述べた。 ホーコン皇太子とメッテ・マリット皇太子妃の間には、イングリッド・アレクサンドラ王女(21)とスベレ・マグヌス王子(19)という2人の子どもがいる。ホイビー被告は厳密には王室メンバーではないため、公的な役割はない。【翻訳編集】 AFPBB News