三重県津市で8月、信号無視をして交差点に進入し、横断歩道を渡っていた男性をはねて死亡させた上、そのまま逃走したとして過失運転致死などの疑いで逮捕された男について、津地検は危険運転致死罪で起訴しました。 起訴状などによりますと、鈴鹿市の派遣社員、水谷崇被告(47)は8月14日午前5時ごろ、津市納所町で時速約95キロで車を運転して信号を無視して交差点に進入し、自転車で横断歩道を渡っていた69歳の男性をはねて出血性ショックで死亡させた上、そのまま逃走した罪に問われています。 警察は、水谷被告を過失運転致死とひき逃げの疑いで逮捕し送検していましたが、津地検はより重い処罰を科せる危険運転致死罪に問えると判断したとみられます。 水谷被告は逮捕後の警察の取り調べに対し「何にぶつかったかは分からなかった」と容疑を一部否認していました。