処方された糖尿病治療薬を、ダイエット効果があるとうたい、名古屋市中区の店舗などで女性2人に無許可で販売したとして58歳の男が逮捕されました。 警察によりますと、あま市に住む風俗店従業員、三輪修嗣容疑者(58)は、今年3月から5月までの間、中区の店舗などにおいて、女性2人に対し、糖尿病治療薬である「GLP―1受容体作動薬」10本を、合わせて3万円で無許可で販売した疑いが持たれています。 三輪容疑者は、自身が糖尿病治療薬として処方されていた薬を、ダイエット目的で購入を希望する女性らに転売していたとみられています。 調べに対し、三輪容疑者は容疑を認めているということです。 糖尿病治療薬をめぐっては、厚労省などが、「ダイエット目的などの適用外使用については思わぬ健康被害につながる可能性もある」などと注意を呼びかけています。