広島県警福山東署は4日、警察官をかたる特殊詐欺で、福山市の20代会社員女性が191万円分の暗号資産をだまし取られたと発表した。 同署によると、8月23日、女性のスマートフォンに大阪府警を名乗るショートメールが届いた。記載された電話番号にかけると、一度切れた後に大阪府警の警察官をかたる男から電話があり「ミャンマーで詐欺事件があった。あなたの口座にお金が振り込まれ、別の口座に移転されている」と犯罪への関与を疑われ、女性の名前や住所が書かれた実況見分調書のような画像がメールで送られてきた。 「お金を払わなければ逮捕しなければならない」などと言われ、別の警察官をかたる男たちの指示に従い、暗号資産のアプリをダウンロードして同日と24日、計191万円の送金手続きをしてだまし取られた。