架空の不動産投資話を持ち掛けて現金をだまし取ったとして、福岡県警捜査2課は4日、詐欺容疑で、住居不定、無職田斉法子容疑者（51）を逮捕した。 「お金を受け取ったことは間違いないが、うそを言ったつもりはない」と否認しているという。 捜査関係者によると、田斉容疑者は占師として福岡市内で活動していた。客の間では評判が良く、人気だったという。 逮捕容疑は2018年10月、福岡市の知人女性（52）に「建物の土台に水晶を埋め込んで風水を良くし、売却する投資案件の枠が空いた。配当金が受け取れる上、元金が返ってくる」などとうそを言い、現金1000万円をだまし取った疑い。 同課は、田斉容疑者が18年から昨年までに、同様の手口で、占いの客も含め約70人から計約20億円をだまし取ったとみて詳しく調べる。