昨年12月に女性問題で離党勧告処分を決定し、すでに離党していた大阪府岸和田市の前市長、永野耕平容疑者(47)が官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されたことを受け、地域政党「大阪維新の会」は4日、永野容疑者に対し、さかのぼって最も重い除名処分を決めた。 永野容疑者は市長在任中の令和3年5月に行った市発注工事の入札に関し、特定の会社に最低制限価格を漏らし、落札させた疑いで大阪地検特捜部に逮捕された。 杉江友介幹事長は産経新聞の取材に「事実であれば許されない行為であり、大変遺憾だ」とし、維新の特別党員による不祥事が相次ぐ現状について「それぞれの事案は異なるが、われわれは選挙で選ばれた公職であることを肝に銘じて活動しなければならない」と強調した。