「フジワラ」と名乗る詐欺グループの男2人が逮捕されました。「フジワラ」から電話をきっかけにした詐欺被害は埼玉県内で今年に入りおよそ90件発生しています。 職業不詳の岡島陸容疑者(20)ら2人は4月、仲間と共謀し埼玉県に住む70代の女性から盗んだカードで現金100万円を引き出した疑いがもたれています。 警察によりますと、岡島容疑者らの詐欺グループは市役所職員の「フジワラ」や金融機関職員の「ササキ」を名乗って女性に「カードを見せてください」と電話をかけ、その後、女性から受け取ったカードを一度封筒に入れたうえで、トランプのカードが入った封筒とすり替えてカードを盗み現金を引き出していたということです。 岡島容疑者は容疑を一部否認しています。 埼玉県内では、「フジワラ」や「ササキ」を名乗った人物からの電話をきっかけとした詐欺事件が増加していて、今年に入りおよそ90件、7300万円以上の被害が出ています。 警察はグループの実態解明を進めています。