昨年1~2月のアジアカップ以来となる日本代表復帰を果たしたMF佐野海舟(マインツ)が23日、マネジメント事務所を通じてコメントを発表した。 昨夏にJ1鹿島からドイツ1部マインツに移籍した佐野は昨年7月に不同意性交容疑で逮捕され、同8月に不起訴処分となったが、所属クラブの活躍にもかかわらず、代表未招集が続いていたが、このタイミングでの復帰となった。 佐野は「日本代表に選出していただき本当にうれしく思います。サポーターやファンの皆様の前で、サッカー選手としてしっかりプレーできるように今後も努力を継続していきますし、全力で頑張ります」と意気込みを表明した。 その上で「いろいろな人にご迷惑をかけてしまった事、大変申し訳ございませんでした。サッカー以外の部分についても、今後も自分のできる社会貢献活動などを継続させていただき、日々努力していきたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。 日本サッカー強化の山本昌邦ナショナルチームダイレクターは、この日に千葉県内で行われた代表発表会見で佐野の招集理由について「1つ目が、相手の方に対して話し合いを行い謝罪したことを確認した。2つ目が本人が深く反省していること。そして3つ目に、不起訴処分という判断が検察によってなされており、刑事事件としては罪に問われずに終了している」と説明していた。