「日本は防犯意識が低い」。万博会場でスリをしたとして中国人の男が逮捕されました。 大阪・関西万博会場に設置された防犯カメラ映像に映る黒っぽい服を着た男。 隣の男と共謀して、前を歩く男性のサイフを盗んだと見られています。 窃盗の疑いで逮捕された、中国籍の田紅波容疑者(41)は6月から7月、奈良や大阪であわせて3件のスリをはたらき、現金約18万6500円と、クレジットカードなどを盗んだ疑いがもたれています。 警察によると田容疑者は、観光ビザで出入国を繰り返していて、防犯カメラ映像のAI解析などをしたところ、複数回スリをしている疑いが判明。7月、関西空港から入国したとの情報が入り、逮捕に至りました。 警察の調べに「日本人は防犯意識が低い。スリがやりやすいので来た」と容疑を認めていて、警察は、人込みではカバンを前に抱えたり、注意散漫になる「歩きスマホ」を控えるよう呼びかけています。