ボコ・ハラム分派「アンサール」指導者に拘禁15年 ナイジェリア

【AFP=時事】ナイジェリアの裁判所は、イスラム過激派組織「アンサール」の指導者と目されるマフムード・ムハンマド・ウスマン被告に対し、「違法採掘活動」の罪で拘禁15年の判決を下した。現地メディアが11日、報じた。 ナイジェリア当局は8月中旬、ウスマン被告とアンサールの幹部マフムード・アルニジェリ容疑者を逮捕したと発表した。 現地メディアによると、ウスマン被告は違法採掘活動によってアンサールによる攻撃で必要となる銃器を入手していた。 ウスマン被告は他にも、テロ行為や誘拐など31件の罪で起訴されており、10月に裁判が予定されている。 アンサールは2012年にイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」で分派して設立され、国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(AQIM)」と提携した。 米国は2013年、アンサールとボコ・ハラムを「外国テロ組織」に指定した。 ナイジェリア大統領府によると、アンサールは北西部で複数の注目を集めた誘拐事件に関与し、「テロ資金」を調達するために数年にわたり複数の武装強盗を組織したとされる。 アンサールは2022年7月、銃器と爆発物を使用して首都アブジャ郊外にある刑務所を襲撃した事件の犯行声明を出した。2022年に線路を爆破し、列車を襲撃した容疑も掛けられている。 2012年には、首都の警察署を襲撃し、警察官を殺害する一方で、拘束されていた容疑者らを解放した。米国によると、2013年にも外国人建設労働者7人を拉致し、処刑した。【翻訳編集】 AFPBB News

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