【AFP=時事】メキシコの治安・市民保護省は12日、米国への薬物流入を食い止める取り組みの一環で、1400万回分のフェンタニルを押収したと発表した。 同省によると、薬物は暴力が続く西部コリマ州のビジャデアルバレス市にある麻薬製造所と倉庫への強制捜査で発見された。 倉庫では、警察が「粉末状と錠剤状の両方で、フェンタニルと類似した特徴を持つ物質約270キロ」を発見したとされ、これは約1400万回分に相当すると同省は述べた。 6人が逮捕されたものの、当局は作戦がいつ行われたのか、また押収された薬物の推定末端価格については明らかにしなかった。 今回の強制捜査は、最近悪名高い麻薬王の逮捕と殺害があったにもかかわらず、米国のドナルド・トランプ大統領がメキシコの麻薬取り締まり実績への批判を強めている中で行われた。 トランプ氏は先週、右派中南米指導者との会合で、17か国による麻薬組織(カルテル)対策連合を立ち上げており、その際に「カルテルはメキシコを支配している」と述べ、彼らを「根絶する」と誓っていた。 昨年12月にトランプ氏は、米国で毎年数万人の過剰摂取死の原因となっている強力な鎮痛剤フェンタニルを「大量破壊兵器」に分類し、核兵器や化学兵器と同じカテゴリーに位置づけた。 メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領は、米国の銃器がカルテル活動を助長していると主張し、米政府に対して国境を越えて南へ流入する銃の流れを止めるよう求めている。【翻訳編集】 AFPBB News