ニセ電話詐欺で60代女性から1.4億円だまし取ったか 受け子管理役など3人の男を逮捕 被害総額は5億円超 佐賀

今年3月、ニセ電話詐欺で佐賀県内に住む60代の女性が5億円あまりをだまし取られた事件で、そのうちおよそ1億4100万円をだまし取ったとして、受け子を勧誘する役の男などが逮捕されました。 ニセ電話詐欺の疑いで逮捕されたのは住居不定で無職の山下太郎(やましたたろう)容疑者(36)と、住居不定で自称無職の武田浩二(たけだこうじ)容疑者(54)です。 山下容疑者と武田容疑者は今年3月、佐賀県内に住む60代の女性に警察官になりすまし電話で「お金を資金拘束します」などとうそを言って、1億4100万円をだまし取った疑いがもたれています。 また、警察は横浜市保土ヶ谷区で武田容疑者が関係する車両を運転していた住居不定で自称自営業の紀野淳(きのじゅん)容疑者(37)を覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕しています。 警察によりますとこの事件で受け子役を担っていた男らに対する捜査から、山下容疑者と武田容疑者の関与が浮上したということです。 山下容疑者は受け子の管理役、武田容疑者は受け子などを勧誘する役割を担っていたとみられています。 警察は3人の認否について明らかにしていません。 佐賀県内に住む60代の女性は今年2月から3月にかけて5億3000万円余りをだまし取られる被害にあっていて、警察はこれまでに受け子役や見張り役などの男4人を逮捕し、全容解明に向けて調べを進めています。

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