韓国の旧統一教会と前の政権との癒着疑惑を捜査する特別検察官がきょう、教団トップの韓鶴子総裁の逮捕状を請求しました。韓総裁はきのう出頭し、任意の事情聴取に応じていました。 韓総裁をめぐっては、教団の元幹部を通じて国会議員に不正な政治資金を提供した政治資金法違反の疑いや、尹錫悦前大統領の妻・金建希被告にブランド品を贈り、教団に便宜を図るよう依頼した請託禁止法違反などの疑いが持たれています。 韓総裁はきのう、特別検察官のもとに出頭し、任意で取り調べに応じていました。その際、おおむね容疑を否認していたということです。 特別検察官は、取り調べ結果などを踏まえ、証拠隠滅や逃亡の恐れがあると判断し、逮捕状の請求に踏み切ったものとみられます。