レクサス窃盗容疑で14人逮捕・書類送検 CANインベーダー使用か

トヨタ自動車の高級車「レクサス」を繰り返し盗んだなどとして、大阪府警は18日、窃盗容疑などで住居不定、無職の杉内拓真容疑者(24)と大阪府寝屋川市の建築業、林田裕也容疑者(26)ら計12人を逮捕し、2人を書類送検して捜査を終えたと発表した。 グループは車のシステムに侵入し、扉を解錠したりエンジンを始動させたりする装置「CANインベーダー」を使って窃盗を繰り返していたという。 府警は大阪、兵庫、滋賀の3府県で計10台、総額約8700万円の被害を裏付けたとしている。 捜査3課によると、杉内容疑者らは共謀し、2023年5月~24年4月、神戸市の駐車場などでレクサスを盗むなどした疑いがある。 府警は杉内容疑者や林田容疑者ら3人が指示役で、秘匿性の高いSNSを使って実行役のメンバーを集めていたとみている。 実行役のメンバーらは府警の調べに、指示役から盗む車を指定され、その車が駐車している場所を地図アプリで示されていたなどと説明したという。 盗んだ車は、保管や解体の施設「ヤード」に運んだとも話したといい、府警はその後、海外へ輸出されたとみている。 府警は逮捕・書類送検した14人について、自動車の窃盗容疑のほか、バイクや現金などを盗んだ容疑で計21件を送検。そのうち11件(被害総額約5800万円相当)が窃盗罪などで起訴されたという。(宮坂知樹)

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