子女殺害後にスーツケースに遺棄した母親…検察が明らかにした衝撃の犯行動機=ニュージーランド

7年前、ニュージーランドで2人の子どもを殺害した後、死体を旅行カバンに入れて倉庫に遺棄した容疑で起訴された韓国系女性が、裁判所で有罪評決を受けた。 9月23日(現地時間)、AFP通信などによると、ニュージーランド・オークランド最高裁の陪審団は、イ被告(44)に子女殺害および死体遺棄容疑を適用して有罪評決を下した。 イ被告は2017年、夫ががんで死亡してから約7カ月後、2人の子どもを殺害した後、その死体をスーツケースに入れてオークランドのある倉庫に放置し、翌年韓国に帰国した。帰国後は名前を変えて生活していたことが明らかになった。 裁判過程でイ被告側は、夫の死の衝撃でうつ病や精神異常の症状を示し、事件当時心神耗弱状態であったと主張した。しかし検察は、イ被告が子どもなしで新しい人生を始めようとする意図から犯行を犯したとして故意性を強調した。陪審団もイ被告側の主張を受け入れなかった。 イ被告は2022年、経済的困難で倉庫の賃料を払えず、この過程で保管物品が競売にかけられて事件が明るみに出た。当時、競売の落札者がスーツケースの中から子どもの死体を発見して警察に通報、捜査が本格化した。イ被告は同年9月、蔚山(ウルサン)で逮捕され、2カ月後にニュージーランドに送還された。 ニュージーランド司法省は、韓国当局が「重要な証拠」を提供したと明らかにした。イ被告に対する最終宣告公判は11月26日に開かれる。ニュージーランドでは殺人罪は無期懲役刑が宣告され、少なくとも10年服役後に仮釈放申請資格が与えられる。

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